光交流会・活動記録 2010年

第261回オプトフォーラム
講演会「我社の一押し発表会」

 第261回オプトフォーラムは、グリーンホールにて行われ、総勢9名の方々により、時間一杯6時30分まで御講演頂きました。
 質疑応答も活発に行われ、講演者の人柄もそれぞれ個性が充分発揮され、大変充実した会となりました。
 御講演頂いた各会員の方々には、本当に有難う御座いました。  尚、具体的な内容につきましては、以下順不同ではありますが、まとめてありますので、ご覧下さい。
 その他、今回どうしてもご発表出来なかった2社についても本サイトにて、ご紹介しています。

『MEMSスキャナ計測システム』
エーエルティー株式会社

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『画像処理用の照明装置 大型ラインライトガイド』
株式会社オプテル

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『ガラス接合技術』
株式会社ジャパンセル

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「光関連用字用語辞典と同辞典用和英対照表」
「英和連結・合成語辞典」
小柳 修爾氏

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『電池2本で動く調光付きLED電源』
大塚 進氏

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『中興マークのセールスポイント』
中興マーク株式会社

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『コンサルテーション及び関連製品の試作開発』
株式会社中原光電子研究所

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『LED照明を光源とした伝送ライト用ユニット』
日本ピーアイ株式会社

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『投影露光装置 応用露光器ASSシリーズ』
株式会社目白プレシジョン

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担当幹事:朝倉 耕治


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第260回 オプトフォーラム
講演会:『有機EL照明の築く将来』
講 師:有機ELパネルテック京都 代表 武内 勉 氏

 第260回オプトフォーラムは有機ELパネルテック京都 代表 武内様に次世代照明の一つとして有望視されている有機EL照明についてご講演いただきました。
 武内様は山形大学の城戸教授が所長である(財)山形県産業技術振興機構 有機エレクトロニクス研究所で主任研究員として六年間勤務され、有機EL照明の実用化に深く関与されてきました。
 講演は有機ELの歴史から基本構造、抱える問題点と特徴、各社の取組状況など幅広く紹介戴き、有機EL全般に付いて理解を深める事が出来ました。
 高効率照明としては兄弟関係になる無機のLEDが一歩リードしておりますが、面発光、紫外線を含まず太陽光に近い発光、退色しない、水銀を含まず環境に良い、薄いなど多くの特徴を持っており、注目度の高い照明であることは変わり有りません。
 2012年から急速に市場が拡大する事を睨んで、多くの企業が実用化に取り組んでいます。

担当幹事:蜂須賀


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第259回 オプトフォーラム
講演会:『顔認証技術』
講 師:大関和夫先生(芝浦工業大学工学部情報工学科教授)

 電子技術的な話だけでなく、顔認証の前提として顔の動き、特徴など、含蓄のある話も多く、非常に楽しいご講演でした。デジタル技術とコンピュータ処理速度容量は大きく関係していて、コンピュータ技術の向上が顔認証技術にも深く関わっていることが分かりました。とにかくお話の内容が多岐に渡り、大変興味深いご講演でした。大関先生の幅広い知識の一端が垣間見れ、ご講演内容から大関先生の研究の奥行きの深さを感じました。
 大関先生、ありがとうございました。

担当幹事:佐藤 郁夫


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第258回 オプトフォーラム
講演会:『3Dディスプレイ』
講 師:パイフォトニクス株式会社 代表取締役 池田貴裕氏

 第258回オプトフォーラムはパイフォトニクス株式会社 代表取締役 池田様に今年話題の技術3Dディスプレイについてご講演いただきました。
 池田氏は光交流会創立20周年記念行事第5弾の光産業創成大学院大学「ベンチャー起業事例紹介」で初顔合わせして以来、20周年記念フォーラムでも「起業実践による光産業創成」というテーマでご講演戴いており、光交流会会員の皆様にとって3度目の聴講の機会となりました。
 今回は浜松ホトニクス株式会社中央研究所在籍中に研究されてきたフォログラムゴーグルで蓄積された3Dディスプレイ技術に付いて最新技術情報も踏まえ熱弁を揮っていただきました。
 また、現在手がけているフォロライトを用いた中空光線像生成技術についても紹介戴き、聴講者の方々から多くの質問を戴きました。
 今年は3Dディスプレイ元年として、大きく成長が期待される商品であり、中小企業にも裾野が広がってビジネスチャンスが生まれる事を期待しております。
 フォーラム終了後は、中華料理「好味来」にて納涼会が開かれ、記録的な猛暑を尻目に美味しいビールと中華料理で身も心も癒されました。

担当幹事:蜂須賀


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第257回オプトフォーラム
講演会:『マイクロフルイディクスへの招待』
講 師:東京大学生産技術研究所 藤井輝夫先生

 第257回オプトフォーラムは、2010年7月14日に、東京大学駒場リサーチキャンパスで行われ、講演後3つの研究室を見学することになりました。
 研究室のある生産技術研究棟は、JR京都駅ビル設計者で、元東京大学生産技術研究所教授の原広司設計による斬新で都会的な表層と、その内部である研究室との対象が印象的でした。
 しかし、その設備をみるにつけ、その印象は羨望へと移行し、いつしか藤井先生の研究へと向かい始めました。
 私とマイクロフルイディクスとの出会いは約30年前の院生時代に遡り、ケミカルマイクロチップと分析機器との一体化により、反応と同時に分光分析が連続的に行われ、試料・試薬の極小量化、マイクロスケール効果による収率アップ、中間反応解析、反応時間の短縮などの効果により論文数は画期的な伸びを示し、更にコンピューターサイエンスとの連結により、新たな反応形式を容易にだれでも(天才でなくても)発見出来るようになる。そうなれば、化学は飛躍的発展を遂げるに違いなく、20世紀こそが正にアルケミーの時を迎え、本当のアルケミストを多数輩出する時代になると、大いに興奮した自分を思い起こしました。
 その後私は別の分野へ就職し、めっきりマイクロ流体の話を聞かなくなり、ふと気づくとあれから30年が経っていました。その後どうなりましたか。藤井先生。というわけで講演は、藤井研究室設立年度1999年を境に、その前は世界のマイクロフルイディクス研究の動向を、その後は藤井研究室の動向が語られました。
 結局デバイス研究は皆盛んに行いますが、制御系の研究は誰もやりたがりません。制御系は、要です。当然、大切です。でも、パットしません。ところが藤井先生は当初から制御系の研究を行い、その上、デバイス設計、デバイス作成、分析、システム化、システム集積化、更にアプリケーション開発まで、全てをこなしているのです!正に疾風怒濤の如し(トライアスロン級です)。
 マイクロ流体システムは、化学だけではなく、分析、創薬、バイオ、医療、宇宙、極限環境、エネルギーなど多くの分野に応用出来、更に、新たな研究者も着々と増殖中です。21世紀こそは、マイクロフルイディクス の時代! もちろん私の期待も、シュトゥルム・ウント・ドラング!!

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第256回オプトフォーラム報告記
講演会:『明かりの基準がいつの間にか60カンデラから
       683ルーメン/ワットに変わった経緯』
講 師:元東京都立産業技術研究センター 笹森 宣文先生

 6月のオプトフォーラムは、元東京都立産業技術研究センターの笹森宣文氏をお迎えして、「683ルーメン/ワットへの旅」と題してご講演を頂きました。“明かりを測る”ことから、ランプの効率のお話、今まで見たこともなかったような古いタイプのタングステンランプを真近に拝見することができ、最後まで興味深く拝聴することができました。
 特に氏自らお持ち頂いたタングステンランプは大変な貴重品で、それぞれに趣があり、参加した会員の皆さまも興味深々でした。点灯したランプに直に手をかざし発熱量の違いを体感されるなど、デモンストレーションも面白く体験しました。
 処理速度が飛躍的に速くなったコンピュータに比べると、光は進歩が遅いように思います。それは言い換えると、それだけ光計測は難しい、という証です。今回は光計測の歴史という視点から、光計測の難しさを知ることができました。笹森様、ありがとうございました。


担当幹事:佐藤

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第255回 オプトフォーラム(平成22年5月12日)
講演会: 『無機EL技術の最新動向』
講 師: 明治大学理工学部 准教授 三浦 登 先生
会 場: 板橋グリーンホール 701号室

 大学の経営判断の遅れが功を奏して都市型大学としての地位を確立したお話、学生の動向など最新の大学の裏話から始まった。
 一昔前は電気電子、その次は情報、でも今はこれでは学生は集められないようです。今は「バイオ・農業」の時代のようです。冒頭から若さ溢れまた軽妙な語り口の明治大学理工学部准教授 三浦登先生の話に皆引き込まれていきます。
 1st(1950〜)世代は、分散型(粉末)ELの時代、2nd(1968〜)世代は、BELL研にてZnS蛍光体を中心としてRGB 3原色の研究が盛んになり、フルカラーブラウン管テレビになりました。この研究者達は次に液晶ディスプレイやプラズマディスプレイへ研究の軸を移していくのでした。
 しかしながらこの潮流に乗り遅れた研究者達は、無機EL研究を継続し、3rd(1990〜)世代に無機ELの新しい技術を生み出していくのでした。輝度、信頼性は大幅に改善され、液晶ディスプレイのバックライト、携帯電話のディスプレイ、照明にと実用化されていくのでした。輝度の比較についても表記方法が色々あり、共通の尺度で比較すると無機ELが良いと力説される先生の姿に、無機EL時代の到来を予感するのでした。

担当:須田 敏史

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第254回オプトフォーラムの報告
講演会:「光と生体」 2010年4月21日(水)
      慶應義塾大学矢上キャンパス

 前日の雨も上がり、いくらかの行楽気分も交えつつ向かった先は東横線「日吉」駅。今回のフォーラム会場は駅前の慶應義塾大学日吉キャンパスではなくさらに歩くこと10分の矢上キャンパスです。
 富田先生には講演のほかに、「光と生体」にふさわしく、そして多くの興味が持てそうな研究室を見学できるよう配慮していただきました。また各研究室訪問には富田研の院生の方々に案内役を務めていただき、なにからなにまで面倒をおかけすることとなりました。
 こうして用意された当日のメニューは、以下のとおりです。詳しいことは記載のURLにてご確認ください。

☆ 講 演: 生命情報学科教授  富田豊先生 「光と生体」
☆ 研究室訪問
 1. 岡浩太郎先生 (http://www.bpni.bio.keio.ac.jp/)
(http://www.st.keio.ac.jp/learning/1001.html)
細胞を「見える化」する技術
 2. 岡田英史先生 (http://www.okd.elec.keio.ac.jp)
生体医用光工学
 3. 荒井恒憲先生 (http://arai.appi.keio.ac.jp/)
レーザ医学/光医療/医用工学/レーザ工学
 4. 富田豊先生 (http://www.bme.bio.keio.ac.jp)
生体計測

報告:高木 貢一

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第253回 オプトフォーラム
講演会 『照明のパラダイムシフト』
講 師  シーシーエス株式会社 技術開発本部 増村茂樹氏

 第253回のオプトフォーラムは シーシーエス株式会社 技術開発本部 増村茂樹氏に講演していただきました。
 照明のパラダイムシフトと題し、マシンビジョン画像処理システムにおける照明の役割人の視覚用照明との違いなど実演実験を交えながら解説いただきました。
 人が「見える」ということは、目で物体を映像としてとらえている。3次元の物体が光により明るく照らされ映像情報として心の世界(潜在意識など)により理解される。機械の場合はCCDなどで映像情報を取り込むが、物体認識させるには3次元情報のみで他の情報は使うことができない。したがい3次元情報を全て入力できても画像を理解させることは極めて困難となる。人はりんごを見て意識的にりんごと判断できるが、機械にりんごの映像からりんごと認識させるには膨大なデーターがあっても困難である。
 人は物体に光が当たった時の光の変化量など相互作用で物体を認識しているマシンビジョン照明は「何を・どのように」見るか、光物性の研究と同じ考え方で、光と物体の相互作用のどの部分を特徴情報として可視光を利用し抽出するか、これがマシンビジョン照明の重要なポイントになるとのことでした。
 実演では照明機材を会場に持ち込み特徴情報の抽出方法を実演していただき、マシンビジョン照明の役割を明確に実証していただきました。またJIIA日本インダストリアルアメージング協会の紹介として、レンズ、カメラ、画像処理、通信、計測解析等の産業用画像分野で規格統一など照明分野での活動をお話いただきました。増村様、ご多忙のところ貴重なお話をいただきありがとうございました。

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第252回 オプトフォーラム(平成22年2月17日)
講演会 『わが社の技術・製品発表会』
講 師 株式会社アタゴ 開発1部 田中政之介氏
    CBCオプテックス株式会社 営業部 渡辺圭一氏
    株式会社ベストメディア 商品開発部 稲畑達雄氏
会 場 板橋グリーンホール 701会議室

 今回は第22回通常総会のあとに光交流会の会員3社が約30分で自社の技術・製品の発表会を行い、その後恒例の情報交換会を行った。「わが社の技術・製品発表会」は定期的に行っているが今回はちょうど1年ぶりの開催となった。

 最初に発表した株式会社アタゴ田中政之介氏は、板橋に本社をおいて国内はもちろん世界各国へと進出している自社の紹介から始まり、アナログ式・デジタル式の屈折計の原理、屈折率の特性、屈折計の利用分野等を分かりやすく丁寧に説明して頂いた。また実際に数種類の屈折計の製品を発表中に回覧して頂き、合わせてアタゴ社の製品各種を紹介して頂いた。さらにJCSS校正事業者として屈折率のトレーサビリティ体系の確立に関しての取り組みについてご紹介して頂いた。

 続いてCBCオプテックス株式会社渡辺圭一氏は始めに自社紹介として、設立当初は「瓶ビールの破損防止を真空蒸着で出来ないか」ということから現在の光学薄膜事業へと発展し、現在のCBCグループに所属した経緯に至るまでを紹介して頂いた。また保有設備として蒸着装置各種、超音波洗浄機、原子間力顕微鏡等のご紹介。また主力商品の誘電体多層膜コーティング等各種製品の特徴のご説明やご紹介。さらに樹脂製品への光学コーティング等の開発案件のご紹介と多くのことを丁寧に発表して頂いた。

 最後に株式会社ベストメディア稲畑達雄氏は、元カメラメーカーでカメラの設計をされていたという自己紹介の後、昨年5月より自社で発売した照明光学系シミュレーションソフトで「私の人生でもある」とおっしゃる「照明Simulator」をメインにご紹介して頂いた。従来の外国製ソフトの煩雑な入力の不満を解消すべく、取り扱いに優れしかも精度の高い純国産ソフトを目指し見事にそれを販売にまで実現し、実際にデモンストレーションを行い操作性に優れたソフトであることが聴講者一同納得出来た。

 今回は、光交流会という異業種交流会ならではの各分野からのキャスティングとなり、大変有意義な発表会となった。発表会の終了後の情報交換会においても、大変盛り上がり、2時間がとても短く感じられた。
 懇親会は、元ゼンザブロニカ工業の進藤忠男氏の乾杯に始まり、最後は今回のオプトフォーラムにて光交流会の幹事を退任することになった吉村泰信氏と荒川健一氏に対し長年に渡る功績を称えて会を終了した。

報告:島 正知

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第251回オプトフォーラムの報告
2010年1月20日(水)東武バンケットホール
講演会:「ブロニカ草創期を語る〜カメラ開発秘話」
講 師:元ゼンザブロニカ工業(株)
     取締役事業部長 進藤忠男様

 年も明け、新たな気持ちで臨んだ251回目のフォーラムを報告いたします。
 講師の進藤様は1928年生まれで昨年81歳を迎えましたが、とてもそんなお年には見えませんでした。外見もそうですが、ぜひとも強調したいのは、その驚異的な記憶力です。一連のセピア色がかったスライドを見せながら、そこに登場するさまざまな方々の来歴、フルネームでの呼称、特殊な事情の指摘など、約60年前から始まる歴史を忠実にたどっていただきました。ときにソニーの大賀氏、パナソニックの松下氏の名が出てきたりして、その豊かな経験談に感心するばかり。このようにして古い話が次々と湧き上がってくるのも、記憶力の良さにとどまらず、カメラ開発一筋に徹してきた心魂のなせるところだったのでしょうか。なお、進藤様作成の詳細にわたる「カメラ開発秘話」を目にしていただくと、その記憶力のすごさが確認できると思います。
 会場にD型モデルを持参されましたが、中をのぞくと精密な機械仕掛けになっており、その方面には没交渉な私でもその開発の苦労が手に取るように想像できました。ゼロから立ち上げる仕事に就けるということも、その困難さはともかく、やりがいのある仕事であったであろうことを確信いたしました。
 なお今回の講演にあたり、板橋区より人手を差し向けていただき、進藤様とともに資料の整理などにあたっていただいたことを報告いたします。
 最後にみやげ話をひとつ、「ゼンザブロニカ」の名の由来は、創業者である吉野善三郎氏の「ゼンザ」と「ブローニー」にあると思っていました。ところがあにはからんや、吉野氏の親戚に落語家の4代目柳亭痴楽(「綴方狂室」、「恋の山手線」を聞いた方も多いのでは)師匠がおり、後発としてカメラを世に出すのだからまずは「前座」であろうとの慎ましやかな指摘に従ったそうです。たとえ善三郎氏が善二郎氏だったとしても、どうも「ゼンジブロニカ」とはならなかったようです。
(「BRONICA」カメラ開発秘話は こちら>>> )


報告:高木 貢一

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